あんな津波が来るなんて夢にも思っていなかった。津波がなければあれほどの人が命を落とすこともなかったはず。そして、福島の原子力発電所の事故も発生しなかったのではないかと…
しかしすべてが現実に起こってしまったこと。
放射能、放射性物質が漏れ出し、飛散しているという事実があり、地震から100日以上が経過しても私たちは自分がさらされている危険、真実を知りません。
直接の被害を受けた地方の方々のことを思いますと、書くことがはばかられますが、それでも敢えて書かせていただくならば、首都圏も被災地であった、と思うのです。
3月11日。電車の運行がストップし人々は帰宅の足を失い、多くの人が何時間もかけて歩いて自宅に帰りました。幸いにも週末だったことで混乱は最小限で済んだのではないかと思います。明日も会社という状況であれば地震後の人の流れは大きく変わっていたでしょうし、より大きな緊張を強いられたのではないかと思うのです。
余震の続く土日を過ごしながら私たちが知ったのは、福島の原子力発電所で大変なことが起こっているであろうということでした。自分の健康や生命が脅かされるかもしれないということ。また目前には電力が足りなくなるかもしれないという恐怖があるということ。そして地震2日後の3月13日には東京電力から計画停電の予定が発表され、翌14日には計画の一部が実施されました。現代の日本で電力不足のために停電するなんて数日前までは考えたこともなかったのに…。ショックでした。原子力発電所2基が停止すると、首都圏の電気を一部止めなければ十分な電気を賄うことができないのです。
計画停電は企業活動のために消費電力の多い平日に行われ、3月28日までのすべての平日で実施されました。それ以降は実施されなかったと記憶しています。しかしほぼ2週間、首都圏のどこかで1日のうち2時間~4時間程度の停電があったのです。こんことが起こるなんて..
計画停電は電車の運行に影響を及ぼしました。運休も相次ぎ、通勤通学の足は乱れました。通勤時間帯には駅に長蛇の列ができる日々。いつまでこんな日が続くのだろうか?いつまで自分たちはこの状況に耐えられるだろうか?被災地のことを思いながらも、進まない列のただ中で私たちは考えてしまうのでした。
企業の対応は様々でした。社員を出社させず自宅待機または在宅勤務とする所もありました。節電の面からも社員の安全確保の面からも賢明な判断出会ったと思います。首都圏に暮らす私達の精神状態も決して平常のものではありませんでした。通勤というストレスのかかる場面では何かしらの不都合が起きないとも限りません。
また、インターネット環境、クラウドを生かせる環境であればある程度の業務、あるいはそれに適した職種であれば業務のほぼすべてを在宅で行うことも可能です。企業活動は多くの電力を消費するものです。節電を考慮した経済活動のあり方は企業の課題。これをないがしろにする企業は決して尊敬されず、発展することはないでしょう。
社内のエアコン設定温度を高めに設定して、社員は薄着で仕事をすると公表している会社が多くあります。大手の居酒屋チェーンも店内の冷房の設定温度を高めに設定するとか。かえってビールが美味しく感じるかも知れませんね。社会は現状を敏感に捉え動き出しています。
計画停電と時を同じくして、インターネットでは節電を呼びかける動きがありました。毎日夕方の一定時間を電気を使わずに過ごそうという呼びかけには多くの人が賛同し、灯りを消しました。そこには、被災地、被災者への祈り、原発事故の収束への祈り、日本人として日本頑張れという祈りがあったと感じます。
計画停電グループの発表は今も行われていることをご存知ですか?4月8日に東京電力は今後の計画停電は行わない。夏季も行わない方針であることを発表しました。しかし需給逼迫による計画停電についてはホームページに掲載されています。
それを責めるのではありません。ただ、私たちはそういう時代を生きているのだと自覚する必要があると考えているのです。昨年の夏、私たちはひどい暑さを経験しました。夏を控えた今、すでに30℃超えをした地域が多くあります。この夏を私たちは乗り越えられるのだろうか?限られた電気を分けあい、そして暑さが原因の犠牲者を出さず、停滞することなく経済活動を継続しながら、この夏を乗り越えられるのだろうか?
日本の電気は大丈夫だろうか?東京ブラックアウトが現実のものとなり思いつくことのなかった不都合が出現してはしまわないだろうか?
心配であり、恐怖であり。同時に、毎年毎年、同じことで頭を悩ますべきではないと考えています。つまり、原発が止まっても、火力発電のためのエネルギー源がなくなったとしても、普通に暮らせる電力を確保できる方法を考えるべきだ、少なくとも感心を持つべきだと思うのです。その思いを継続させるためにこのサイトを立ち上げました。
自然エネルギーには水力、風力、地力などありますが、一般家庭などでもシステムの設置が可能な太陽光発電をサイトテーマの中心に据えて、太陽光を切り口に身近なところから将来のエネルギー確保について考えてみたいと思います。
残念ながら私はエネルギーの専門知識を持つ者ではありません。
様々なメディアからニュースを集めて紹介してまいりますが、間違った解釈をしてしまうことも多いかと存じます。その際にはご指摘をいただければ幸いです。
